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Q1-1.マンモグラフィと超音波検査(エコー)はどちらが良いのですか?
マンモグラフィと超音波検査は乳房の検査では一般的なものであり、特殊な場合を除けばほとんどの乳房の病変評価がこれらの検査でできます。それぞれ長所と短所があるため、両方の検査が必要な場合もありますし、片方だけで診断が可能なこともあります。
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マンモグラフィ |
超音波(エコー) |
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放射線被ばく |
あり |
なし |
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適している方 |
・閉経後で乳腺の多くが脂肪に
置き換わっている方
・乳房が大きく超音波が深部まで
届きにくい方 |
・乳腺が発達している若年者
・妊娠中、授乳中の方
・頻繁に検査の必要な方
・乳房に痛みや炎症がある方 |
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微細石灰化の検出
(早期乳癌のサイン) |
可能 |
難しいことがある |
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小さなしこりの検出 |
乳腺が発達している場合、
難しいことがある |
可能 |
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前回検査との比較 |
可能 |
再現性・客観性に欠ける場合があり、
比較できないこともある |
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Q1-2.マンモグラフィ検査を受けることのできない人はいますか?
豊胸手術を施行の方、ペースメーカーを挿入している方、脳室−腹腔内シャント手術施行の方。
当院では、インプラント(豊胸バッグ)の挿入後の方には超音波検査をさせていただいています。マンモグラフィは乳房を圧迫するため、破損事例の報告があります。脂肪注入やヒアルロン酸注入後の方は、マンモグラフィ撮影は可能ですが、異物の注入により影のように映ることがあり、診断が難しい場合もあるので、超音波との併用の検診をおすすめします。まずはご相談ください。
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Q1-3.妊娠中、授乳中に乳がん検診はできますか?
妊娠中にX線を受けると、胎児もX線を受ける可能性があります。妊娠初期の胎児が100ミリグレイ以上のX線を受けると、奇形などの悪影響を受けるといわれていますが、マンモグラフィ検査のX線量は、1〜3ミリグレイで、これは乳房のみに限定されます。お腹にいる胎児に悪影響を及ぼす量ではありませんが、妊娠中に不必要なX線撮影はしないという考えから、妊娠中あるいは妊娠の可能性がある場合には、被ばくの影響のない超音波検査がよいでしょう。
授乳中はマンモグラフィ撮影は可能ですが、乳汁により乳房の状態の把握が難しくなることが多いため、まずは超音波検査をおすすめします。
妊娠中や授乳中は、乳腺が発達して胸が張るため、乳がんの発見が遅れやすいので、何か気になる症状があれば受診しましょう。
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Q1-4.エコー検査を受けられない人はいますか?
基本的にいません。
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Q1-5.検診で異常と言われました。どうしたら良いですか?
まずは検診結果を持参ください。その後、ご相談にて検査内容などを決めさせていただきます。
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Q1-6.乳がん検診は何歳から、どのくらいの頻度でうけるのがよいのですか?
自治体の検診は厚生労働省の指針に従って、40歳以上の女性に2年に1回のマンモグラフィ検診を行っているところが多いです。しかし、早期乳がんを発見するためには1年に1回の検診をおすすめします。
乳がんにかかる人は30代から増加し始めますので、30歳になったら、どのような検診を受けるべきか医師に相談して、ぜひ検診を受けてください。また20代でも血縁に乳がんの方がいるなどのリスクが高い方は検診を受けることをおすすめします。
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Q1-7.検診の結果はどのくらいでわかりますか?
マンモグラフィ、超音波の結果は当日にお伝えいたします。
当クリニックではデジタルマンモグラフィ、デジタル超音波装置を導入し、画像はすべてデータとして管理されているため、検査直後に診察室のモニタ画面で診断することができます。診察室ではモニタを使って、撮影した画像を見ながら患者様の乳房の状態をご説明いたします。
マンモグラフィや超音波で異常があった場合は、その場で細胞診や針生検を行うことが可能です。その結果は約1週間後にお知らせします。
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Q1-8.検診を受けるのが恥ずかしいのですが・・・
当クリニックでは受付から検査、診察まで、すべて女性スタッフが行っています。乳房はデリケートな部分ですので尻込みしたり、不安を感じるのも無理はありません。初めての方でも安心して検診をうけていただけるように配慮いたしますので、不安なことがあれば遠慮なくご相談ください。
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